AWS EC2インスタンスの停止・再起動・削除の正しい操作方法【初心者向けにわかりやすく解説】
生徒
「AWS EC2でインスタンスを起動できるようになったんですが、停止や再起動、削除ってどうやってやるんですか?」
先生
「それはとても大切な操作ですね。インスタンスの停止や削除を間違えると、データが消えることもあるので、慎重に扱う必要があります。順番に見ていきましょう。」
生徒
「なるほど、間違えないようにちゃんと覚えておきたいです!」
先生
「では、停止・再起動・削除の違いや、操作手順について丁寧に説明していきますね。」
1. EC2インスタンスの「停止」とは?
EC2インスタンスを「停止」すると、仮想マシンの電源が切れた状態になります。インスタンスは停止中でも保持されており、EBS(Elastic Block Store)のストレージは課金されますが、インスタンス使用料はかかりません。
停止後に再起動すれば、インスタンスを再利用できます。
2. EC2インスタンスを停止する手順
AWSマネジメントコンソールから以下の手順で停止できます。
- EC2ダッシュボードにアクセス
- 左メニューの「インスタンス」をクリック
- 対象のインスタンスを選択
- 「インスタンスの状態」→「停止」を選択
数分以内に「running」から「stopped」に変われば停止成功です。
3. EC2インスタンスの「再起動」とは?
EC2インスタンスの再起動は、一度電源を切ってからもう一度立ち上げる操作です。OSレベルのトラブルやメモリ解放などに使います。
IPアドレス(パブリックIP)が変更される場合があるので注意が必要です。
4. EC2インスタンスを再起動する手順
インスタンスの再起動は以下の操作で行います。
- EC2管理画面から対象のインスタンスを選択
- 「インスタンスの状態」→「再起動」をクリック
通常は再起動に1~2分程度かかります。中断されたプロセスや接続もリセットされるため、再接続が必要です。
5. EC2インスタンスの「削除(終了)」とは?
EC2インスタンスの「削除(終了)」とは、インスタンス自体を完全に削除する操作です。「終了」すると、そのインスタンスに保存されたすべてのデータ(ローカルディスクなど)は失われます。
再利用はできないため、終了前にバックアップやAMIの作成が必要です。
6. EC2インスタンスを削除する手順
削除(終了)は以下の手順で行います。
- EC2画面からインスタンスを選択
- 「インスタンスの状態」→「終了」をクリック
- 確認画面で「はい」をクリック
「終了済み」状態になれば削除成功です。削除されたインスタンスは元に戻せません。
7. 停止・再起動・削除の違いを比較
| 操作 | データ保持 | 料金 | IPアドレス変化 | 元に戻せるか |
|---|---|---|---|---|
| 停止 | 保持される | EBS課金のみ | 変わることがある | 戻せる |
| 再起動 | 保持される | 継続課金 | 変わることがある | 戻せる |
| 削除(終了) | 消える | 課金終了 | 無効 | 戻せない |
8. CLIで停止・再起動・削除するコマンド例
AWS CLI(コマンドラインインターフェース)を使えば、EC2インスタンスの操作もスクリプトで実行できます。
aws ec2 stop-instances --instance-ids i-xxxxxxxxxxxxxxxxx
aws ec2 start-instances --instance-ids i-xxxxxxxxxxxxxxxxx
aws ec2 terminate-instances --instance-ids i-xxxxxxxxxxxxxxxxx
上記のコマンドを使用するには、事前にCLIの設定(認証情報、リージョン)を済ませておく必要があります。
9.まとめ
この記事では、AWSのEC2インスタンスにおける基本的な操作「停止」「再起動」「削除(終了)」について、初心者でも理解しやすいように順を追って詳しく解説しました。
それぞれの操作は、クラウド上で仮想マシンを安全かつ効率的に利用するうえで重要です。
特に「停止」は一時的にインスタンスを止めて料金を抑える方法として有効で、「再起動」はトラブル時の対処に使われ、「削除(終了)」はインスタンスを完全に使わなくなったときに必要な手順です。
AWS EC2の管理を行う際には、うっかり「削除」してしまうことで重要なデータが失われることもあるため、違いを正しく理解することが大切です。
また、AWS CLIによる操作も習得しておくことで、自動化やスクリプト運用にも役立ち、実務での作業効率が飛躍的に高まります。
たとえば、定期的に特定のインスタンスを停止するスクリプトを自動実行したい場合、以下のような簡単なシェルスクリプトを作成することで対応可能です。
#!/bin/bash
INSTANCE_ID="i-0123456789abcdef0"
aws ec2 stop-instances --instance-ids $INSTANCE_ID --region ap-northeast-1
AWSではクラウド上にある多くのリソースを効率的に使うために、EC2の起動・停止・削除といった基本操作を正確に理解しておくことが必要です。 今後はCloudWatchと組み合わせてスケジュール自動化などにもチャレンジしてみましょう。
生徒
「EC2インスタンスって、単純に電源を切るような『停止』と、完全に消す『削除』では大きな違いがあるんですね。」
先生
「その通りです。『停止』はまた使えるけど、『削除』は戻せないので注意が必要です。再起動も忘れがちですが便利な操作です。」
生徒
「CLIの使い方もシンプルですね。スクリプトにすれば業務にも使えそうです。」
先生
「その通り。今後はCloudWatchイベントやLambdaと連携して、自動化にも挑戦していくとより実践的になりますよ。」
生徒
「次はEC2のスケジュール停止とかバックアップにも取り組んでみたいです!」