カテゴリ: FlutterのWeb・デスクトップ対応 更新日: 2025/12/18

FlutterでWebアプリをビルドする方法と注意点を徹底解説【初心者向け】

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FlutterでWebアプリをビルドする方法と注意点

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「FlutterでWebアプリを作ったんですけど、これを公開したいときってどうすればいいんですか?」

先生

「それならFlutterのビルド機能を使えば、Web用のファイルを出力できますよ。作ったアプリをHTMLやJavaScriptに変換して、サーバーにアップロードするだけです。」

生徒

「なるほど!でも、ビルドの方法とか気をつけることがあれば知りたいです!」

先生

「それではFlutterでWebアプリをビルドする方法と、初心者が注意すべきポイントを一緒に見ていきましょう!」

1. Flutter Webアプリをビルドする基本ステップ

1. Flutter Webアプリをビルドする基本ステップ
1. Flutter Webアプリをビルドする基本ステップ

FlutterでWebアプリを開発した後は、それをユーザーに見せるために「ビルド(build)」作業が必要です。ビルドとは、Dartで書いたFlutterアプリをHTML・CSS・JavaScriptに変換し、Webブラウザで動作可能な形にするプロセスです。

ビルドした成果物は、build/webというフォルダに出力されます。この中のファイルをWebサーバーにアップロードすることで、インターネット上にFlutter Webアプリを公開できます。

2. Flutter Webビルドの基本コマンド

2. Flutter Webビルドの基本コマンド
2. Flutter Webビルドの基本コマンド

Flutter Webアプリをビルドするには、以下のコマンドを実行します。


flutter build web

このコマンドを実行すると、Flutterはwebフォルダの内容をもとに、Web向けの静的ファイル(index.htmlmain.dart.jsなど)を生成します。

ビルドが成功すると、次のようなディレクトリ構造ができます:


build/
  └─ web/
       ├─ index.html
       ├─ main.dart.js
       ├─ flutter.js
       └─ assets/

これらのファイルをそのままWebサーバーにアップロードすれば、誰でもアクセスできるWebアプリになります。

3. ビルドモードの違い:releaseとdebug

3. ビルドモードの違い:releaseとdebug
3. ビルドモードの違い:releaseとdebug

flutter build webコマンドは、デフォルトで--releaseモードでビルドされます。これは本番環境向けで、コードが最適化・圧縮され、ファイルサイズも軽量になります。

一方、開発中はflutter run -d chromeのように、debugモードでアプリを起動して動作確認を行います。ビルド時には明示的にモード指定も可能です:


flutter build web --release

公開時には必ずreleaseモードでビルドしましょう。debugモードのままでは、動作が遅くなったり、ファイルサイズが大きくなってしまいます。

4. Firebase Hostingなどへのデプロイ

4. Firebase Hostingなどへのデプロイ
4. Firebase Hostingなどへのデプロイ

ビルドが完了したら、次はFlutter Webアプリを公開する作業です。代表的なデプロイ先として以下が挙げられます:

  • Firebase Hosting
  • GitHub Pages
  • Netlify
  • Vercel

たとえばFirebase Hostingにデプロイする場合、以下の手順で行います:


firebase init
firebase deploy

その際、ホスティング対象のディレクトリをbuild/webに設定するのを忘れないようにしましょう。

5. Flutter Webビルドでよくある注意点

5. Flutter Webビルドでよくある注意点
5. Flutter Webビルドでよくある注意点

Flutter Webのビルドでは、初心者がつまずきやすい注意点がいくつかあります。以下にまとめておきます。

  • ルーティングがうまく動かないMaterialApprouterDelegateinitialRouteの設定ミスに注意
  • ビルド後のファイルを直接開くと真っ白index.htmlをローカルで直接開くと動作しないため、ローカルサーバーが必要
  • 一部のパッケージがWeb未対応:ネイティブAPI依存のパッケージはWebで使えない場合あり
  • CanvasKitとHTMLレンダラの切り替え:サイズとパフォーマンスのバランスに応じて選択

6. CanvasKitとHTMLレンダラの違い

6. CanvasKitとHTMLレンダラの違い
6. CanvasKitとHTMLレンダラの違い

Flutter Webでは、描画方式にCanvasKitHTMLレンダラの2種類があります。ビルド時に下記のように指定します:


flutter build web --web-renderer canvaskit
flutter build web --web-renderer html

CanvasKitは描画がきれいですがファイルサイズが大きく、HTMLレンダラは軽量ですが細かな描画に制限が出る場合もあります。用途に応じて使い分けましょう。

7. SEO対策はできる?Flutter Webの課題

7. SEO対策はできる?Flutter Webの課題
7. SEO対策はできる?Flutter Webの課題

Flutter Webで作成したアプリは、基本的にはJavaScriptベースで動作するため、通常のHTMLと比べてSEOに不利な面があります。

Googleのクローラーはある程度のJavaScriptを解析できますが、動的に描画されるFlutter UIはインデックス化されにくい傾向があります。

どうしてもSEOが重要なWebサイトの場合は、FlutterよりもNext.jsやNuxt.jsのようなサーバーサイドレンダリングフレームワークの利用を検討してもよいでしょう。

8. Flutter Webアプリにおける画像・アセットの取り扱い

8. Flutter Webアプリにおける画像・アセットの取り扱い
8. Flutter Webアプリにおける画像・アセットの取り扱い

Flutter Webでも画像やフォントなどのアセットを利用できますが、pubspec.yamlでの正しい記述が必要です。


flutter:
  assets:
    - assets/images/logo.png

アセットはImage.asset()などで呼び出し可能ですが、ビルド後のパスが変わる可能性があるため、特にCDN配信時などは注意が必要です。

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