AWS EC2とは?初心者向けに仕組み・用途・できることをわかりやすく解説
生徒
「クラウドでサーバーを使いたいんですが、AWSのEC2ってなんですか?」
先生
「EC2は、Amazonが提供している仮想サーバーのことです。AWSの中でも特に利用頻度が高いサービスですね。」
生徒
「仮想サーバーって、普通のパソコンとどう違うんですか?」
先生
「いい質問です。それではEC2の仕組みや用途について、順番にわかりやすく解説していきましょう!」
1. AWS EC2とは?
EC2(Elastic Compute Cloud)は、AWSが提供する仮想サーバーサービスです。インターネットを通じて使えるクラウド型のサーバーで、物理的なサーバーを持たなくても好きなときに起動・停止・削除ができます。
EC2の最大の特徴は、必要なときにだけ使える柔軟性と、用途に応じたスペックの変更が簡単にできる点です。これにより、コストを抑えつつ、パフォーマンスも最適化できます。
2. EC2の仕組みをやさしく解説
EC2では、仮想化技術を使って「インスタンス」と呼ばれる仮想マシンを作成します。このインスタンスは、OS(LinuxやWindowsなど)を選んで起動でき、普通のパソコンのように使えます。
EC2インスタンスを起動すると、IPアドレスが割り当てられ、インターネット経由でアクセスできます。Webサーバーやデータベースサーバーとして利用されることが多いです。
3. EC2の用途はどんなとき?
EC2の主な用途は以下のとおりです。
- Webサイトの公開(ApacheやNginxなどをインストール)
- アプリケーションのバックエンド(JavaやPython、Node.jsなど)
- データベースサーバー(MySQL、PostgreSQLなどをEC2上で構築)
- バッチ処理・定期処理(cronを使って自動化)
- 開発・テスト環境の構築
このようにEC2は、オンプレミスサーバーの代替として幅広く利用できます。開発から本番運用まで、スケールも柔軟です。
4. EC2インスタンスの種類と選び方
EC2インスタンスには多数の種類があり、用途に応じて選びます。以下のようなタイプがあります。
- 汎用タイプ(例:t4g、t3) - バランス重視。初学者やテスト用途におすすめ。
- コンピューティング最適化(例:c6g) - CPUパフォーマンスが必要な処理に。
- メモリ最適化(例:r6g) - データ分析やインメモリDBに最適。
- ストレージ最適化(例:i4i) - 高速ディスクIOが求められる用途に。
初心者には、無料利用枠対象の「t2.micro」や「t3.micro」から始めるのが安心です。
5. EC2でできることまとめ
EC2を使えば、以下のようなことが簡単に実現できます。
- LinuxサーバーやWindowsサーバーを数分で起動
- SSHでのリモート接続(ターミナルからアクセス)
- サーバーのスペックを途中で変更
- Webアプリの公開やサーバーのスナップショット取得
- オートスケーリングやロードバランシングとの連携
また、AWS CLIやAWSマネジメントコンソールから操作できるため、GUIでもCUIでも自由に管理できます。
6. EC2の料金体系も知っておこう
AWS EC2は従量課金制です。使った分だけ支払う仕組みなので、こまめにインスタンスを停止したり、使い方を見直すことでコストを削減できます。
主な料金の要素:
- インスタンスタイプと利用時間(秒単位)
- ストレージ容量(EBS)
- データ転送量(アウトバウンド)
初心者向けには、無料利用枠が用意されているので、最初の1年間は一部のインスタンスを無料で試すことができます。
7. EC2を使ってみたいときのステップ
実際にEC2を使ってみたいときは、以下の手順で進めます。
- AWSアカウントを作成する
- EC2インスタンスの作成画面へ移動
- OSとインスタンスタイプを選択
- キーペアを作成してダウンロード
- 起動して、SSHまたはRDPで接続
AWSマネジメントコンソールのUIは日本語にも対応しており、初心者でも比較的迷わず操作可能です。
8. まとめ
今回の記事では、AWS EC2とは何か、初心者でも理解しやすいようにその仕組みや特徴、使い方、活用例、料金体系について詳しく解説しました。AWS EC2は、仮想サーバーを簡単に構築・管理できるクラウドサービスであり、Webサーバーやアプリケーションサーバー、データベースなど幅広い用途に活用できます。
EC2インスタンスの種類や選び方についても触れました。用途に合ったスペックを選ぶことで、性能とコストのバランスを最適化できます。とくに、t3.microなどの無料利用枠対象インスタンスは、これからAWSを学ぶ初心者にとって最適な選択肢です。
また、AWS CLIやマネジメントコンソールでの操作性、オートスケーリングやセキュリティグループの設定など、柔軟で拡張性の高い機能も備えています。これにより、スモールスタートから本番運用まで幅広く対応できます。
実際にEC2インスタンスを起動し、SSHでアクセスし、ApacheやNginxをインストールしてWebサイトを公開するといった体験を通じて、クラウドの本質的な理解が深まります。次のステップとしては、セキュリティの設定(IAMやVPC)、オートスケーリングとの連携、EBSスナップショットの活用などを学ぶと、より実践的なスキルが身につきます。
以下は、EC2でApacheをインストールする基本的な手順の一例です(Amazon Linux 2):
sudo yum update -y
sudo yum install -y httpd
sudo systemctl start httpd
sudo systemctl enable httpd
インスタンスのパブリックIPにブラウザからアクセスすれば、Apacheのデフォルトページが表示されます。
生徒
「EC2のインスタンスって、仮想のパソコンみたいなものなんですね。OSを選べるって知らなかったです!」
先生
「そうです。しかも、自分の用途に合わせてメモリやCPUを調整できるのが大きな利点です。」
生徒
「Apacheを入れてWebサーバーにしたり、Javaアプリを動かしたりもできるんですよね?」
先生
「その通り。EC2は多くの開発者や企業にとって、クラウドサーバーの出発点なんですよ。」
生徒
「次はセキュリティグループやIAMの設定にも挑戦してみたいです!」
先生
「それができれば、さらにプロフェッショナルなクラウド環境を構築できますね。がんばりましょう!」