カテゴリ: AWS EC2 更新日: 2025/07/19

EC2のスポットインスタンスとは?仕組み・メリット・注意点を初心者向けにやさしく解説

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EC2のスポットインスタンスとは?仕組み・メリット・注意点を解説

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「AWS EC2で“スポットインスタンス”っていうのを見かけたんですけど、通常のインスタンスと何が違うんですか?」

先生

「スポットインスタンスは、余っているEC2のリソースを割安で使える仕組みです。コストを抑えてAWSを使いたいときに便利ですよ。」

生徒

「でも安いってことは、何か制限とかあるんですか?」

先生

「いい質問ですね。スポットインスタンスには途中で中断されるリスクがあるんです。それも含めて、今から詳しく説明していきましょう!」

1. スポットインスタンスとは?

1. スポットインスタンスとは?
1. スポットインスタンスとは?

スポットインスタンスとは、AWS EC2で余っているコンピューティングリソースを、市場価格に応じて割安で利用できるインスタンスです。通常のオンデマンドインスタンスに比べて最大90%近く安く使えることもあり、コスト削減を重視するユーザーに人気です。

EC2のインスタンスには以下のような種類があります:

  • オンデマンドインスタンス(通常価格、柔軟な利用)
  • リザーブドインスタンス(長期契約で割安)
  • スポットインスタンス(余剰リソースを格安で提供)

スポットインスタンスは、価格変動があるものの、最もコスト効率に優れたオプションです。

2. スポットインスタンスの仕組み

2. スポットインスタンスの仕組み
2. スポットインスタンスの仕組み

スポットインスタンスは、AWSのデータセンター内で一時的に余っているインスタンスキャパシティを使います。以下が基本的な仕組みです:

  • ユーザーがインスタンスのスペック・台数・上限価格などを指定してリクエスト
  • 利用可能なリソースがあれば起動される
  • 需要が増えて価格が上昇すると、AWSがインスタンスを中断する

中断されるとインスタンスは停止または終了します。事前に2分間の通知が届くため、アプリケーションで対処が必要です。

3. スポットインスタンスのメリット

3. スポットインスタンスのメリット
3. スポットインスタンスのメリット

スポットインスタンスには多くの利点があります。特に以下のポイントが重要です。

  • コスト削減:オンデマンドより大幅に安価。最大90%オフになる場合も。
  • 大規模な分散処理に最適:ビッグデータ、機械学習、バッチ処理に向いている。
  • 短期間のテスト環境:気軽に使えて削除も簡単。
  • Auto Scalingとの連携が可能:スポットフリートでスケーリングを自動化可能。

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4. スポットインスタンスの注意点とデメリット

4. スポットインスタンスの注意点とデメリット
4. スポットインスタンスの注意点とデメリット

安さが魅力のスポットインスタンスですが、いくつかのリスクと注意点もあります。

  • インスタンスが中断される可能性:突発的に使えなくなる。
  • ステートフルなアプリには不向き:状態を保持するアプリは注意。
  • 永続的なサービス提供には向かない:Webサーバーなどの常時稼働には不向き。
  • 価格変動がある:リージョンや時間帯によって価格が上下する。

このため、データ損失がないようにS3やRDSなどのマネージドサービスと併用する設計が推奨されます。

5. スポットインスタンスのユースケース

5. スポットインスタンスのユースケース
5. スポットインスタンスのユースケース

スポットインスタンスは以下のような用途に特に適しています。

  • 分散型のバッチ処理(例:動画変換、ログ分析)
  • テストや検証環境
  • 機械学習モデルのトレーニング
  • 大規模なCI/CDパイプライン

処理が中断されても問題が少ない非ミッションクリティカルな用途で活用されることが多いです。

6. スポットインスタンスの設定手順(マネジメントコンソール)

6. スポットインスタンスの設定手順(マネジメントコンソール)
6. スポットインスタンスの設定手順(マネジメントコンソール)

AWSマネジメントコンソールからスポットインスタンスを起動する方法は以下のとおりです。

  1. EC2ダッシュボードを開く
  2. 「インスタンスを起動」をクリック
  3. インスタンスタイプを選択し、「購入オプション」で「スポットインスタンスを使用」にチェック
  4. 希望する最大価格や台数などを指定
  5. 起動設定を完了し、作成

7. AWS CLIでスポットインスタンスを起動する例

7. AWS CLIでスポットインスタンスを起動する例
7. AWS CLIでスポットインスタンスを起動する例

スポットインスタンスはCLIからも操作できます。以下は起動リクエストの例です。


aws ec2 request-spot-instances \
  --instance-count 1 \
  --launch-specification file://spec.json
    

spec.json にはAMI ID、インスタンスタイプ、セキュリティグループなどの設定を記述します。

8. まとめ

8. まとめ
8. まとめ

AWSのEC2スポットインスタンスは、コストパフォーマンスに優れた魅力的な選択肢です。特に予算を抑えたい場合や、バッチ処理・テスト環境などの一時的な作業には非常に適しています。オンデマンドインスタンスと比較すると、最大90%近くの割引があるため、大規模な処理を安く回す手段として広く使われています。

ただし、スポットインスタンスはAWSの空きリソースを利用しているため、中断されるリスクがあるという点を理解しておくことが重要です。そのため、Webサーバーのように常時稼働を求められるサービスには不向きです。代わりに、データの損失がないように、S3・RDSなどの永続的なAWSサービスと連携する設計が効果的です。

スポットインスタンスを効果的に利用するには、オートスケーリングやスポットフリートの活用、自動中断対策、CLIスクリプトによる起動自動化なども検討すると良いでしょう。以下は、スポットインスタンスの起動を自動化する簡単なスクリプト例です。


#!/bin/bash
aws ec2 request-spot-instances \
  --instance-count 2 \
  --type "one-time" \
  --launch-specification file://my-spec.json
    

スポットインスタンスは、AWSコスト最適化の中でも特に即効性が高く、上手に使うことでクラウド運用の効率化にもつながります。初心者の方は、まずはテスト環境やバッチ処理の中でスポットインスタンスを試してみるところから始めましょう。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「スポットインスタンスって、ただ安いだけじゃなくて、活用次第でかなり便利ですね!特に機械学習のトレーニングなんかに良さそうです。」

先生

「そうですね。AWS EC2の中でもスポットインスタンスはコスト削減に強い味方です。ただし中断リスクがあるので、使い方を工夫することが大事ですよ。」

生徒

「マネジメントコンソールでも設定できるし、CLIからスクリプト化もできるから、自動化の練習にもなりそうです。」

先生

「その視点は素晴らしいですね。運用をスムーズにするには、AWS CLIを活用することも重要なスキルになりますから。」

生徒

「これからは、テスト環境や検証処理ではスポットインスタンスを積極的に使ってみようと思います!」

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