カテゴリ: AWS EC2 更新日: 2026/03/24

EC2で使えるOS・ディストリビューション一覧と選び方【Ubuntu/RHEL/CentOSなど】

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EC2で使えるOS・ディストリビューション一覧と選び方【Ubuntu/RHEL/CentOSなど】

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「AWS EC2でインスタンスを立ち上げるときに、LinuxやWindowsを選べますけど、どれを選べばいいんですか?」

先生

「EC2で使えるOSは色々ありますよ。Ubuntu、Amazon Linux、Red Hat、CentOS、Windows Serverなど、用途に応じて選ぶのがポイントです。」

生徒

「なるほど、選び方がよく分からなくて。特徴とか違いを教えてもらえますか?」

先生

「もちろんです!よく使われる代表的なOSディストリビューションと、それぞれの選び方を紹介していきましょう。」

1. EC2で使えるOSとは?LinuxとWindowsの違い

1. EC2で使えるOSとは?LinuxとWindowsの違い
1. EC2で使えるOSとは?LinuxとWindowsの違い

AWS EC2でサーバー(インスタンス)を起動する際、最初に決めるのが「どのOS(オペレーティングシステム)を使うか」です。OSはサーバーの性格を決める非常に重要な要素で、大きく分けるとLinux系Windows系の2つの選択肢があります。

それぞれの主な特徴と、初心者が知っておくべき違いは以下の通りです。

  • Linux系(Amazon Linux, Ubuntuなど): 世界中のサーバーで最も利用されているOSです。オープンソースであるためライセンス料がかからないものが多く、動作が非常に軽量です。操作はコマンド(黒い画面)で行うのが一般的ですが、その分自動化やカスタマイズが容易です。
  • Windows系(Windows Server): 私たちが普段使っているパソコンに近い感覚で、マウスを使って操作(GUI)できるのが特徴です。ASP.NETやActive Directoryなど、Microsoft製品に特化したシステムを動かすのに適しています。ライセンス料が含まれるため、Linuxに比べると料金はやや高めです。

プログラミング未経験の方がイメージしやすいように、Javaのプログラムで「OSによって処理を切り替える」擬似的な仕組みを例えてみましょう。


public class OsSelectionExample {
    public static void main(String[] args) {
        String selectedOs = "Linux";

        if (selectedOs.equals("Linux")) {
            System.out.println("軽量で高速なサーバーとして動作します。ライセンス料は無料です。");
        } else if (selectedOs.equals("Windows")) {
            System.out.println("視覚的に操作可能なサーバーとして動作します。ライセンス料が発生します。");
        }
    }
}

軽量で高速なサーバーとして動作します。ライセンス料は無料です。

また、Linuxを選んだ場合、操作はマウスではなく以下のような「コマンド」を打ち込んで行います。例えば、システムが正常に動いているかを確認するコマンドを実行すると、以下のように結果が返ってきます。


uptime
 11:00:01 up 10 days,  2:15,  1 user,  load average: 0.00, 0.01, 0.05

このように、コストと自由度を重視するならLinux系、既存のWindows向けアプリを動かしたいならWindows系を選ぶのが基本です。あなたの用途や、黒い画面(コマンド操作)への抵抗感に合わせて選んでみましょう。

2. Amazon Linux(公式ディストリビューション)

2. Amazon Linux(公式ディストリビューション)
2. Amazon Linux(公式ディストリビューション)

Amazon Linuxは、AWSが独自に開発・提供しているLinuxディストリビューションです。

  • EC2との互換性が高く、パフォーマンスに最適化されている
  • セキュリティアップデートが自動で提供される
  • 軽量かつ高速で、起動が早い
  • 無料で利用可能

特にこだわりがない場合は、Amazon Linuxを選べば無難です。

3. Ubuntu(ユーザー数の多い人気Linux)

3. Ubuntu(ユーザー数の多い人気Linux)
3. Ubuntu(ユーザー数の多い人気Linux)

Ubuntuは、世界的に広く使われているDebian系Linuxディストリビューションです。

  • 初心者にやさしく、ドキュメントやネット情報が豊富
  • パッケージ管理が簡単(APTによるインストール)
  • デスクトップでもサーバーでも人気が高い
  • LTS(長期サポート)バージョンが安定していて使いやすい

開発環境や学習用途にもおすすめのOSです。

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4. Red Hat Enterprise Linux(RHEL)

4. Red Hat Enterprise Linux(RHEL)
4. Red Hat Enterprise Linux(RHEL)

Red Hat Enterprise Linuxは、エンタープライズ向けに商用サポートが充実したディストリビューションです。

  • 商用利用に強く、長期サポートがある
  • セキュリティや可用性が重視された設計
  • 企業の基幹システムに採用されるケースが多い
  • 有償ライセンスが必要(AWSでは一部込みプランあり)

ミッションクリティカルな業務システムではRHELが選ばれることが多いです。

5. CentOS(RHEL互換の無料Linux)

5. CentOS(RHEL互換の無料Linux)
5. CentOS(RHEL互換の無料Linux)

CentOSは、RHELと互換性のある無料のディストリビューションとして人気を集めていました。

  • RHELベースの安定した動作
  • 商用サポートはないが、低コストで利用できる
  • CentOS 7までは長期サポート、CentOS Streamへ移行中

現在はCentOS Streamという開発モデルに移行しており、今後はRHEL互換ディストリビューションとしてRocky LinuxやAlmaLinuxの活用が進んでいます。

6. Debian(安定性重視のディストリビューション)

6. Debian(安定性重視のディストリビューション)
6. Debian(安定性重視のディストリビューション)

Debianは、安定性と保守性に定評のあるLinuxディストリビューションです。

  • サーバー用途に強く、堅牢な設計
  • 商用サポートはないが、多くの派生ディストリの元になっている
  • ソフトウェアの安定バージョンが提供される

長期稼働するサーバーや、トラブルの少ない環境を重視する場合に向いています。

7. Windows Server(GUI操作に慣れた人向け)

7. Windows Server(GUI操作に慣れた人向け)
7. Windows Server(GUI操作に慣れた人向け)

Linuxが多い中、Windows ServerもEC2で利用可能です。

  • GUI操作が中心で、Windowsユーザーにとって扱いやすい
  • .NETアプリケーションやIISサーバーに対応
  • 有償ライセンス(料金に含まれる)

Active DirectoryやWindowsアプリの検証・運用などに適しています。

8. ディストリビューションの選び方まとめ

8. ディストリビューションの選び方まとめ
8. ディストリビューションの選び方まとめ

どのOSを選ぶべきかは、用途やスキル、コスト、サポートの有無で決めるのがポイントです。

OS名 特徴 おすすめ用途
Amazon Linux AWS最適化、無料 AWS初心者、汎用
Ubuntu 使いやすく情報が豊富 開発・学習環境
RHEL 商用サポート、安定 業務システム
CentOS 無料、RHEL互換 個人開発・中小企業
Debian 堅牢・安定 長期運用サーバー
Windows Server GUI、Windows専用 Windowsアプリ・AD

まとめ

まとめ
まとめ

AWS EC2で利用できるOSやディストリビューションの選択肢は非常に豊富であり、それぞれの特徴を理解することが、安定したシステム運用やコストパフォーマンスの向上につながります。Amazon LinuxはAWSとの相性が良く、無料で軽量なため、初心者にも最適です。Ubuntuは利用者が多く情報も豊富で、開発用途や学習用に非常に適しています。RHELやCentOSは企業向けの堅牢な運用に向いており、Debianは安定性重視のサーバー運用に強みを持ちます。そして、Windows ServerはGUI操作がしやすく、Windows依存のアプリケーション環境に適しています。

それぞれのOSを選ぶ際には、自分のスキルセット、予算、アプリケーション要件、セキュリティポリシーなどを総合的に判断しましょう。たとえば、料金を抑えたい場合はAmazon LinuxやUbuntu、商用サポートが必要ならRHEL、GUIに慣れているならWindows Serverが向いています。OSの違いはセキュリティパッチの適用方法や、使用できるパッケージマネージャ(APT、YUM、Zypperなど)にも影響するため、長期的な運用を見据えて選定することが重要です。

実際にEC2でOSを選んで起動する際は、AMI(Amazon Machine Image)を指定することになります。以下はUbuntu 20.04のAMIを指定してEC2インスタンスを起動するAWS CLIコマンドの例です。


aws ec2 run-instances \
  --image-id ami-0abcdef1234567890 \
  --count 1 \
  --instance-type t2.micro \
  --key-name MyKeyPair \
  --security-groups my-sg

このように、OS選びはインスタンスの設計方針や運用方法に直結するため、単なる好みではなく、実用性や要件に基づいて選ぶことがベストです。AWS公式のAWS Marketplaceでは、さまざまなOSのAMIが提供されており、GUIからも簡単に選択可能です。

今後はCentOSの代替としてRocky LinuxやAlmaLinuxがより一般的になっていくことも予想されるため、最新のサーバー事情にアンテナを張っておくとよいでしょう。AWSのアップデートや各OSのサポートポリシー変更にも注意を払いつつ、柔軟に選択していきましょう。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「Amazon LinuxとUbuntuってどっちを使うか迷いますね……。どちらも人気があるみたいですし。」

先生

「迷うのは当然です。それぞれの特徴を把握して、プロジェクトの目的や自分のスキルに合ったOSを選ぶといいですよ。最初はAmazon Linuxを使って、慣れてきたらUbuntuなども試してみるのが良い方法です。」

生徒

「RHELは有償っていうのがちょっとネックだけど、業務用なら安心感がありそうですね。あと、Windows Serverも使えるのは意外でした。」

先生

「そうですね。Windowsアプリを使いたい人にとっては重要な選択肢になります。AWSはLinuxだけじゃなく、Windowsにも対応してるので幅広い運用ができますよ。」

生徒

「これで今後のインスタンス作成時に、どのOSを選べばいいかイメージがつきました!」

この記事を読んだ人からの質問

この記事を読んだ人からの質問
この記事を読んだ人からの質問

プログラミング初心者からのよくある疑問/質問を解決します

質問1:AWS EC2で利用できるOSにはどのような種類がありますか?初心者におすすめの選び方を教えてください。

回答:AWSの仮想サーバーサービスであるAmazon EC2(Elastic Compute Cloud)では、大きく分けて「Linux系OS」と「Windows系OS」の2つの選択肢があります。Linux系には、AWS公式のAmazon Linuxをはじめ、Ubuntu、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)、CentOS、Debianなどが含まれます。一方、Windows系ではWindows Serverが利用可能です。初心者の選び方としては、汎用性とコストパフォーマンスを重視するならAmazon Linux、学習用や開発用でネット上の情報量を優先するならUbuntu、Windowsアプリの運用やGUI操作を希望するならWindows Serverを選ぶのが一般的です。
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