カテゴリ: AWS EC2 更新日: 2025/07/20

EC2で使えるOS・ディストリビューション一覧と選び方【Ubuntu/RHEL/CentOSなど】

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EC2で使えるOS・ディストリビューション一覧と選び方【Ubuntu/RHEL/CentOSなど】

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「AWS EC2でインスタンスを立ち上げるときに、LinuxやWindowsを選べますけど、どれを選べばいいんですか?」

先生

「EC2で使えるOSは色々ありますよ。Ubuntu、Amazon Linux、Red Hat、CentOS、Windows Serverなど、用途に応じて選ぶのがポイントです。」

生徒

「なるほど、選び方がよく分からなくて。特徴とか違いを教えてもらえますか?」

先生

「もちろんです!よく使われる代表的なOSディストリビューションと、それぞれの選び方を紹介していきましょう。」

1. EC2で使えるOSとは?LinuxとWindowsの違い

1. EC2で使えるOSとは?LinuxとWindowsの違い
1. EC2で使えるOSとは?LinuxとWindowsの違い

AWS EC2では、サーバーを起動する際にOS(オペレーティングシステム)を選択する必要があります。大きく分けると、Linux系OSWindows系OSの2種類があります。

  • Linux系:無料または安価で利用でき、軽量かつ柔軟性が高い。サーバー用途で人気。
  • Windows系:GUI付きで操作しやすく、.NETなどのWindowsアプリに適している。

用途やスキル、既存システムとの互換性を考慮して選ぶとよいでしょう。

2. Amazon Linux(公式ディストリビューション)

2. Amazon Linux(公式ディストリビューション)
2. Amazon Linux(公式ディストリビューション)

Amazon Linuxは、AWSが独自に開発・提供しているLinuxディストリビューションです。

  • EC2との互換性が高く、パフォーマンスに最適化されている
  • セキュリティアップデートが自動で提供される
  • 軽量かつ高速で、起動が早い
  • 無料で利用可能

特にこだわりがない場合は、Amazon Linuxを選べば無難です。

3. Ubuntu(ユーザー数の多い人気Linux)

3. Ubuntu(ユーザー数の多い人気Linux)
3. Ubuntu(ユーザー数の多い人気Linux)

Ubuntuは、世界的に広く使われているDebian系Linuxディストリビューションです。

  • 初心者にやさしく、ドキュメントやネット情報が豊富
  • パッケージ管理が簡単(APTによるインストール)
  • デスクトップでもサーバーでも人気が高い
  • LTS(長期サポート)バージョンが安定していて使いやすい

開発環境や学習用途にもおすすめのOSです。

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4. Red Hat Enterprise Linux(RHEL)

4. Red Hat Enterprise Linux(RHEL)
4. Red Hat Enterprise Linux(RHEL)

Red Hat Enterprise Linuxは、エンタープライズ向けに商用サポートが充実したディストリビューションです。

  • 商用利用に強く、長期サポートがある
  • セキュリティや可用性が重視された設計
  • 企業の基幹システムに採用されるケースが多い
  • 有償ライセンスが必要(AWSでは一部込みプランあり)

ミッションクリティカルな業務システムではRHELが選ばれることが多いです。

5. CentOS(RHEL互換の無料Linux)

5. CentOS(RHEL互換の無料Linux)
5. CentOS(RHEL互換の無料Linux)

CentOSは、RHELと互換性のある無料のディストリビューションとして人気を集めていました。

  • RHELベースの安定した動作
  • 商用サポートはないが、低コストで利用できる
  • CentOS 7までは長期サポート、CentOS Streamへ移行中

現在はCentOS Streamという開発モデルに移行しており、今後はRHEL互換ディストリビューションとしてRocky LinuxやAlmaLinuxの活用が進んでいます。

6. Debian(安定性重視のディストリビューション)

6. Debian(安定性重視のディストリビューション)
6. Debian(安定性重視のディストリビューション)

Debianは、安定性と保守性に定評のあるLinuxディストリビューションです。

  • サーバー用途に強く、堅牢な設計
  • 商用サポートはないが、多くの派生ディストリの元になっている
  • ソフトウェアの安定バージョンが提供される

長期稼働するサーバーや、トラブルの少ない環境を重視する場合に向いています。

7. Windows Server(GUI操作に慣れた人向け)

7. Windows Server(GUI操作に慣れた人向け)
7. Windows Server(GUI操作に慣れた人向け)

Linuxが多い中、Windows ServerもEC2で利用可能です。

  • GUI操作が中心で、Windowsユーザーにとって扱いやすい
  • .NETアプリケーションやIISサーバーに対応
  • 有償ライセンス(料金に含まれる)

Active DirectoryやWindowsアプリの検証・運用などに適しています。

8. ディストリビューションの選び方まとめ

8. ディストリビューションの選び方まとめ
8. ディストリビューションの選び方まとめ

どのOSを選ぶべきかは、用途やスキル、コスト、サポートの有無で決めるのがポイントです。

OS名 特徴 おすすめ用途
Amazon Linux AWS最適化、無料 AWS初心者、汎用
Ubuntu 使いやすく情報が豊富 開発・学習環境
RHEL 商用サポート、安定 業務システム
CentOS 無料、RHEL互換 個人開発・中小企業
Debian 堅牢・安定 長期運用サーバー
Windows Server GUI、Windows専用 Windowsアプリ・AD

9.まとめ

9.まとめ
9.まとめ

AWS EC2で利用できるOSやディストリビューションの選択肢は非常に豊富であり、それぞれの特徴を理解することが、安定したシステム運用やコストパフォーマンスの向上につながります。Amazon LinuxはAWSとの相性が良く、無料で軽量なため、初心者にも最適です。Ubuntuは利用者が多く情報も豊富で、開発用途や学習用に非常に適しています。RHELやCentOSは企業向けの堅牢な運用に向いており、Debianは安定性重視のサーバー運用に強みを持ちます。そして、Windows ServerはGUI操作がしやすく、Windows依存のアプリケーション環境に適しています。

それぞれのOSを選ぶ際には、自分のスキルセット、予算、アプリケーション要件、セキュリティポリシーなどを総合的に判断しましょう。たとえば、料金を抑えたい場合はAmazon LinuxやUbuntu、商用サポートが必要ならRHEL、GUIに慣れているならWindows Serverが向いています。OSの違いはセキュリティパッチの適用方法や、使用できるパッケージマネージャ(APT、YUM、Zypperなど)にも影響するため、長期的な運用を見据えて選定することが重要です。

実際にEC2でOSを選んで起動する際は、AMI(Amazon Machine Image)を指定することになります。以下はUbuntu 20.04のAMIを指定してEC2インスタンスを起動するAWS CLIコマンドの例です。


aws ec2 run-instances \
  --image-id ami-0abcdef1234567890 \
  --count 1 \
  --instance-type t2.micro \
  --key-name MyKeyPair \
  --security-groups my-sg

このように、OS選びはインスタンスの設計方針や運用方法に直結するため、単なる好みではなく、実用性や要件に基づいて選ぶことがベストです。AWS公式のAWS Marketplaceでは、さまざまなOSのAMIが提供されており、GUIからも簡単に選択可能です。

今後はCentOSの代替としてRocky LinuxやAlmaLinuxがより一般的になっていくことも予想されるため、最新のサーバー事情にアンテナを張っておくとよいでしょう。AWSのアップデートや各OSのサポートポリシー変更にも注意を払いつつ、柔軟に選択していきましょう。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「Amazon LinuxとUbuntuってどっちを使うか迷いますね……。どちらも人気があるみたいですし。」

先生

「迷うのは当然です。それぞれの特徴を把握して、プロジェクトの目的や自分のスキルに合ったOSを選ぶといいですよ。最初はAmazon Linuxを使って、慣れてきたらUbuntuなども試してみるのが良い方法です。」

生徒

「RHELは有償っていうのがちょっとネックだけど、業務用なら安心感がありそうですね。あと、Windows Serverも使えるのは意外でした。」

先生

「そうですね。Windowsアプリを使いたい人にとっては重要な選択肢になります。AWSはLinuxだけじゃなく、Windowsにも対応してるので幅広い運用ができますよ。」

生徒

「これで今後のインスタンス作成時に、どのOSを選べばいいかイメージがつきました!」

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