カテゴリ: AWS EC2 更新日: 2025/07/21

EC2のネットワーク設定をマスターしよう!NIC・VPC・セキュリティの基本

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EC2のネットワーク設定をマスターしよう!NIC・VPC・セキュリティの基本

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「EC2を立ち上げたときに“ネットワーク設定”って出てきたんですが、何をどう設定すればいいか分からなくて……」

先生

「ネットワーク設定はEC2をインターネットや他のサービスとつなぐためにとても重要なんです。NICやVPC、セキュリティグループなど、基本から説明しますね。」

生徒

「なるほど!設定に失敗するとアクセスできないって聞いたこともあるので、しっかり理解したいです!」

先生

「それでは、EC2のネットワークの仕組みと設定方法を順番に見ていきましょう!」

1. NIC(Elastic Network Interface)とは?

1. NIC(Elastic Network Interface)とは?
1. NIC(Elastic Network Interface)とは?

NIC(Network Interface Card)、AWSではElastic Network Interface(ENI)とも呼ばれるものは、EC2インスタンスがネットワークに接続するための仮想デバイスです。

  • 1つのEC2に複数のENIを割り当て可能
  • プライマリIPアドレスに加えて、セカンダリIPも設定可能
  • ENIを他のインスタンスに移行することも可能

ENIはEC2の“ネットワークの出入口”のような役割を持っています。

2. VPC(Virtual Private Cloud)の基本

2. VPC(Virtual Private Cloud)の基本
2. VPC(Virtual Private Cloud)の基本

VPCとは、AWS上で独立した仮想ネットワーク空間を構築できるサービスです。自分専用のネットワークを持ち、その中にEC2やRDSなどを配置して管理できます。

  • IPアドレスレンジ(CIDRブロック)を自由に設定
  • サブネットを作成し、AZ(アベイラビリティゾーン)に配置
  • インターネットゲートウェイやNATゲートウェイを使って外部接続

VPCはEC2のネットワーク設定の“土台”です。設定ミスがあると外部と通信できません。

3. セキュリティグループとネットワークACL

3. セキュリティグループとネットワークACL
3. セキュリティグループとネットワークACL

EC2にはファイアウォール機能として、セキュリティグループ(SG)とネットワークACL(NACL)があります。

  • セキュリティグループ:インスタンス単位で設定、ステートフル(戻り通信は自動許可)
  • ネットワークACL:サブネット単位で設定、ステートレス(戻り通信も明示的に許可)

セキュリティグループでは「TCPの22番ポートを0.0.0.0/0から許可」などの設定がよく使われます。

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4. サブネットとアベイラビリティゾーンの関係

4. サブネットとアベイラビリティゾーンの関係
4. サブネットとアベイラビリティゾーンの関係

VPC内ではサブネットを作成し、その中にEC2を配置します。サブネットはAZ(アベイラビリティゾーン)と1対1で対応します。

  • パブリックサブネット:インターネットゲートウェイと接続
  • プライベートサブネット:NATゲートウェイ経由で外部通信
  • AZを分散することで可用性向上

EC2の起動時には、どのサブネット・AZに配置するかを指定する必要があります。

5. インターネットゲートウェイとNATゲートウェイ

5. インターネットゲートウェイとNATゲートウェイ
5. インターネットゲートウェイとNATゲートウェイ

インターネットゲートウェイ(IGW)とNATゲートウェイは、EC2がインターネットと通信するために重要な構成要素です。

  • IGW:パブリックサブネットに接続し、外部との双方向通信が可能
  • NATゲートウェイ:プライベートサブネットからの外部通信のみを許可

Webサーバーならパブリックサブネット+IGW、DBサーバーはプライベートサブネット+NAT GWが基本です。

6. ルートテーブルで通信経路を制御

6. ルートテーブルで通信経路を制御
6. ルートテーブルで通信経路を制御

VPCにはルートテーブルがあり、ネットワーク内外の通信経路を制御します。

  • デフォルトでは同じVPC内の通信は自動で許可
  • 外部通信には0.0.0.0/0をIGWやNATへルーティング
  • VPCピアリングやVPNもルート設定が必要

ルートテーブルの設定ミスは通信エラーの原因になります。EC2が外に出られないときはまず確認しましょう。

7. Elastic IPとDNSの活用

7. Elastic IPとDNSの活用
7. Elastic IPとDNSの活用

EC2のパブリックIPはインスタンス停止で変わってしまうため、固定IPが必要な場合はElastic IP(EIP)を使います。

  • Elastic IPはAWSが提供する固定グローバルIP
  • EC2にアタッチして安定したアクセスを確保
  • Route 53などのDNSと組み合わせて運用可能

Elastic IPを使うことで、IPアドレスの変更に左右されない安定したネットワーク運用ができます。

8.まとめ

8.まとめ
8.まとめ

AWS EC2のネットワーク設定は、一見すると複雑ですが、各要素を理解すればシンプルに整理できます。本記事では、Elastic Network Interface(ENI / NIC)をはじめ、VPC(Virtual Private Cloud)の構成、セキュリティグループ、ネットワークACL、インターネットゲートウェイ、NATゲートウェイ、サブネット、ルートテーブル、Elastic IPといったEC2のネットワーク周辺に欠かせない設定について詳しく解説しました。

たとえばENIは、EC2インスタンスが仮想ネットワークに接続するためのインターフェースです。1つのインスタンスに複数のENIをアタッチでき、移動も可能であるため、可用性の高い設計が実現できます。

次に、VPCはEC2を配置するための仮想ネットワーク空間であり、IPアドレスレンジやサブネットの設計、アベイラビリティゾーンの選択が肝になります。ここでは、パブリックサブネットとプライベートサブネットの違いや、インターネットゲートウェイ、NATゲートウェイの接続方法も重要なポイントです。

セキュリティグループはインスタンス単位で動作する仮想ファイアウォールで、ステートフルな通信制御を行います。一方、ネットワークACLはサブネット単位で適用され、ステートレスであるため戻り通信の許可も必要です。両方を適切に使い分けることで、EC2のセキュリティを強固に保つことができます。

通信経路の制御にはルートテーブルが必要で、0.0.0.0/0 のルートをインターネットゲートウェイや NAT ゲートウェイに正しく設定しないと、外部との通信ができなくなるため、設定ミスには注意が必要です。

また、EC2インスタンスに安定したグローバルIPアドレスを割り当てるには、Elastic IP の利用が推奨されます。これにより、インスタンスの停止・起動を繰り返しても同じIPを維持でき、DNS(Route 53など)との連携もしやすくなります。

以下に、EC2インスタンスをパブリックサブネットで構築し、インターネットからSSHアクセスを許可する基本設定例を示します。


# セキュリティグループ設定例(SSHを許可)
aws ec2 authorize-security-group-ingress \
    --group-id sg-12345678 \
    --protocol tcp \
    --port 22 \
    --cidr 0.0.0.0/0

# ルートテーブル設定例(インターネットゲートウェイ経由のルート)
{
  "RouteTableId": "rtb-abc12345",
  "Routes": [
    {
      "DestinationCidrBlock": "0.0.0.0/0",
      "GatewayId": "igw-987654321"
    }
  ]
}

以上のように、EC2のネットワーク設定を理解することは、安定したクラウドインフラの構築・運用に欠かせません。VPC設計やセキュリティグループの最適化、ルート制御やIP管理など、今後のAWS活用において核となる技術です。繰り返しハンズオンで試して、しっかりと定着させていきましょう。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「ネットワーク設定って苦手意識があったんですが、ENIやVPCの仕組みを段階的に知ることで、だいぶ整理できました!」

先生

「よく頑張ったね。EC2のネットワーク設定は覚えることも多いけど、基本のつながりを理解できれば応用も楽になるよ。」

生徒

「セキュリティグループとNACLの違いや、NATゲートウェイの使い分けなんかも、実例で学ぶとしっかりイメージできました。」

先生

「その調子!今後は構築したVPCを再利用したり、Route 53でDNSも扱えるようになれば、さらにプロっぽくなるよ!」

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