カテゴリ: Flutterのアーキテクチャと設計パターン 更新日: 2026/02/01

FlutterのMVP・MVVMアーキテクチャの違いと使い分けを初心者向けに徹底解説

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Flutterでのレイヤー設計の考え方(ドメイン・プレゼンテーションなど)

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Flutterでアプリを作っていると、MVPとかMVVMって言葉をよく見かけるんですが、正直よく分かりません…」

先生

「Flutterの開発では、アプリの構造を整理するためにアーキテクチャを意識することがとても大切です。MVPやMVVMはその代表的な考え方ですね。」

生徒

「どちらも状態管理や画面設計に関係しているみたいですが、どう違って、どう使い分ければいいんですか?」

先生

「それでは、Flutter初心者でも理解できるように、MVPとMVVMの仕組みや違い、使い分けを順番に見ていきましょう。」

1. Flutterでアーキテクチャを意識する理由

1. Flutterでアーキテクチャを意識する理由
1. Flutterでアーキテクチャを意識する理由

Flutterはウィジェットを組み合わせてUIを作るフレームワークですが、アプリの規模が大きくなるにつれて、 「どこにロジックを書くのか」「状態はどこで管理するのか」が分かりにくくなりがちです。 その結果、画面のコードにビジネスロジックが混ざり、修正や機能追加が難しくなるケースも少なくありません。

そこで重要になるのが、Flutter アーキテクチャの考え方です。 MVPやMVVMといったアーキテクチャを採用することで、 UIとロジックを分離し、Flutterアプリの保守性や可読性を高めることができます。 Flutter 初心者のうちからアーキテクチャを意識しておくと、 後からProviderやRiverpod、Blocなどを学ぶときにも理解がスムーズになります。

2. FlutterのMVPアーキテクチャとは?

2. FlutterのMVPアーキテクチャとは?
2. FlutterのMVPアーキテクチャとは?

MVPは「Model・View・Presenter」の頭文字を取ったアーキテクチャです。 FlutterにおけるMVPでは、画面表示を担当するView、 データやビジネスロジックを扱うModel、 そしてViewとModelをつなぐPresenterの3つに役割を分けます。

MVPの特徴は、Viewができるだけロジックを持たず、 ユーザー操作をPresenterに伝えるだけの存在になる点です。 PresenterはModelからデータを取得し、Viewに表示内容を指示します。 そのため、FlutterのWidgetがシンプルになり、テストしやすい構造になります。


abstract class CounterView {
  void updateCount(int count);
}

class CounterPresenter {
  int _count = 0;
  final CounterView view;

  CounterPresenter(this.view);

  void increment() {
    _count++;
    view.updateCount(_count);
  }
}

このように、Presenterがロジックを持ち、 ViewはPresenterから渡された結果を表示するだけ、というのがFlutterにおけるMVPの基本的な考え方です。

3. FlutterのMVVMアーキテクチャとは?

3. FlutterのMVVMアーキテクチャとは?
3. FlutterのMVVMアーキテクチャとは?

MVVMは「Model・View・ViewModel」の略で、 Flutterでも非常に人気の高いアーキテクチャです。 MVVMでは、Viewとロジックの間にViewModelという層を置き、 状態や振る舞いをViewModelで管理します。

FlutterのMVVMは、状態管理と非常に相性が良いのが特徴です。 ViewはViewModelの状態を監視し、 状態が変わると自動的にUIが更新されます。 ProviderやRiverpod、ChangeNotifierなどがよく使われる理由もここにあります。


class CounterViewModel extends ChangeNotifier {
  int _count = 0;
  int get count => _count;

  void increment() {
    _count++;
    notifyListeners();
  }
}

この例では、ViewModelが状態を管理し、 FlutterのWidget側はその状態を表示するだけです。 ロジックとUIが自然に分離されるため、 Flutter初心者でも理解しやすい構造になります。

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4. FlutterにおけるMVPとMVVMの違い

4. FlutterにおけるMVPとMVVMの違い
4. FlutterにおけるMVPとMVVMの違い

FlutterでMVPとMVVMを比較すると、役割分担の考え方に違いがあります。 MVPではPresenterがViewを直接操作するのに対し、 MVVMではViewModelの状態変化をViewが監視する形になります。

MVPは処理の流れが分かりやすく、 小規模なFlutterアプリや学習用サンプルに向いています。 一方、MVVMは状態管理と相性が良く、 中規模から大規模なFlutterアプリで力を発揮します。 特に、画面数が増えたり、非同期処理が多くなる場合はMVVMの方が管理しやすくなります。

5. Flutter初心者はどちらを選ぶべき?

5. Flutter初心者はどちらを選ぶべき?
5. Flutter初心者はどちらを選ぶべき?

Flutter初心者の場合、まずはMVVMの考え方に触れるのがおすすめです。 ProviderやRiverpodなどの状態管理ライブラリは、 MVVMと非常に近い思想で設計されているため、 実務や個人開発でも役立つ知識になります。

ただし、アーキテクチャに正解はありません。 シンプルな画面や短期間で作るアプリであれば、 MVPのように構造を単純化するのも有効です。 Flutter アーキテクチャの目的は、 「コードを分かりやすく保ち、変更しやすくすること」だと覚えておくと良いでしょう。

6. Flutterアーキテクチャ理解が次の学習につながる

6. Flutterアーキテクチャ理解が次の学習につながる
6. Flutterアーキテクチャ理解が次の学習につながる

MVPやMVVMを理解すると、 Flutterでよく使われるProvider、Riverpod、Blocといった状態管理手法も理解しやすくなります。 これらはすべて「UIとロジックを分離する」という共通の目的を持っています。

Flutter アーキテクチャを学ぶことは、 ただの設計知識ではなく、 実際のアプリ開発を楽にし、長く使えるコードを書くための基礎になります。 初心者のうちからMVPやMVVMを意識して、 少しずつFlutter開発の引き出しを増やしていきましょう。

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