Flutterのアーキテクチャを基礎から学ぼう!初心者向け解説
生徒
「Flutterでアプリを作ろうと思ってるんですけど、アーキテクチャって何ですか?」
先生
「いいですね。Flutterのアーキテクチャとは、アプリの構造やデータの流れ、ロジックの分け方のことを指します。保守性や再利用性に関わる重要な考え方なんですよ。」
生徒
「アーキテクチャって難しそう…初心者でも理解できますか?」
先生
「もちろんです!Flutterの基本的なアーキテクチャの考え方を、わかりやすく解説していきましょう!」
1. Flutterアーキテクチャとは?初心者が最初に知るべきこと
Flutter(フラッター)は、Googleが開発したクロスプラットフォームアプリ開発フレームワークです。Flutterでアプリを作るとき、単に画面を作っていくだけでなく、「アーキテクチャ」と呼ばれる構造を意識することがとても大切です。
アーキテクチャを意識しないと、アプリが複雑になるにつれてコードが管理しづらくなり、バグも増えてしまいます。特にFlutterでは、Widget(ウィジェット)がベースになるため、状態管理やロジックの分離が重要になります。
2. Flutterにおける代表的なアーキテクチャパターン
Flutterにはいくつか有名なアーキテクチャパターンがあります。ここでは初心者にも取り組みやすい順に紹介します。
2-1. setStateでの状態管理(最も基本)
Flutterの状態管理で最初に学ぶのがsetState()です。これはウィジェットの状態を更新するときに使います。
import 'package:flutter/material.dart';
class CounterApp extends StatefulWidget {
@override
State<CounterApp> createState() => _CounterAppState();
}
class _CounterAppState extends State<CounterApp> {
int count = 0;
@override
Widget build(BuildContext context) {
return Scaffold(
body: Center(
child: Column(
mainAxisAlignment: MainAxisAlignment.center,
children: [
Text('カウント: $count'),
ElevatedButton(
onPressed: () {
setState(() {
count++;
});
},
child: Text('増やす'),
)
],
),
),
);
}
}
setStateは簡単ですが、画面が増えると管理が大変になります。
2-2. Providerパターン
Providerは、Flutter公式でも推奨されている状態管理方法です。ビジネスロジックとUIを分離できます。
アーキテクチャとしては、MVVMやClean Architectureなどに対応しやすいです。
3. MVVMパターンとは?Flutterアプリでの実装イメージ
MVVM(Model-View-ViewModel)は、UIとロジックを分けて開発するアーキテクチャです。
- Model:データを扱う層(API通信やデータベース)
- View:画面を構成するウィジェット
- ViewModel:ロジックと状態管理
このように分けることで、再利用しやすくテストもしやすくなります。
Flutterを「実務レベル」で使えるようになりたい人や、 iPhone / Android両対応アプリ開発の流れをまとめて学びたい人には、 定番の実践書がこちらです。
Flutter実践開発をAmazonで見る※ Amazon広告リンク
4. Riverpod・Blocなどの状態管理とアーキテクチャ
FlutterにはProvider以外にも、下記のような状態管理とアーキテクチャパターンがあります。
4-1. Riverpod(リバーポッド)
Riverpodは、Providerの改良版で、依存関係をより厳密に管理できます。
4-2. Bloc(ブロック)
Blocは、Flutter公式チームが提供する状態管理のフレームワークで、イベントと状態を中心に設計します。
Blocを使うことで、大規模なアプリでもロジックが整理しやすくなります。
5. Clean ArchitectureをFlutterで導入する考え方
クリーンアーキテクチャは、アプリの責務を明確に分離するための設計思想です。Flutterでは以下のような層に分けます。
- Presentation層:ウィジェットや状態管理(ViewModelなど)
- Domain層:ビジネスルール(UseCaseやEntity)
- Data層:API通信やDB操作(RepositoryやDatasource)
このように分けることで、大規模開発にも対応でき、再利用性・保守性が向上します。
6. Flutterアーキテクチャを選ぶときのポイント
初心者がアーキテクチャを選ぶときは、まずはsetState、次にProvider、慣れてきたらRiverpodやBlocに挑戦するのがおすすめです。
また、個人開発とチーム開発でも適したアーキテクチャは異なります。チームでの開発では、ロジックとUIを明確に分離する構造が求められます。
7. Flutterアーキテクチャ学習におすすめのステップ
- まずは
setStateで簡単なアプリを作る Providerを使って状態管理を分離するMVVMパターンを意識して設計を始めるRiverpodやBlocを使って中〜大規模アプリに挑戦Clean Architectureを学んで構造化する
この順番で進めれば、Flutterのアーキテクチャを自然に理解できるようになります。