カテゴリ: Javaの変数・データ型 更新日: 2025/03/24

Java のデータ型とは?int、double、String の違いを解説

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Java のデータ型とは?int、double、String の違いを解説

新人と先輩の会話形式で理解しよう

新人

「Java のデータ型って何ですか?プログラムでどんな役割があるんでしょうか?」

先輩

「データ型とは、プログラムで使うデータの種類を決めるものだよ。例えば、数値を扱うときと文字を扱うときでは、データの種類が違うよね。」

新人

「確かに、数字と文字は違いますね。でも、なぜデータ型が必要なんですか?」

先輩

「それは、プログラムが正しく動くようにするためだよ。データ型を決めることで、間違ったデータが入らないようにできるんだ。具体的に見ていこう!」

1. Java のデータ型とは?(基本的な説明)

1. Java のデータ型とは?(基本的な説明)
1. Java のデータ型とは?(基本的な説明)

データ型とは、プログラムの中で使うデータの種類を決めるものです。Java では、変数を使ってデータを保存しますが、そのときにどのようなデータを扱うかを決める必要があります。

データ型の例

  • int(整数) - 数字を扱う(例:10, 200, -5)
  • double(小数) - 小数点を含む数字を扱う(例:3.14, 0.5, -2.75)
  • String(文字列) - 文字の集合を扱う(例:"Hello", "Java")

2. データ型が必要な理由(プログラムにおける役割)

2. データ型が必要な理由(プログラムにおける役割)
2. データ型が必要な理由(プログラムにおける役割)

プログラムが正しく動くためには、適切なデータ型を使うことが重要です。データ型がないと、プログラムがデータをどう扱うべきかわからなくなってしまいます。

データ型を使わない場合

もし Java にデータ型の指定がなかったら、次のような問題が起こります。


public class NoDataTypeExample {
    public static void main(String[] args) {
        var data = "100"; // これは数値なのか文字なのか?
        System.out.println(data + 50); // 150 になる? "10050" になる?
    }
}

上記のように、データ型が決まっていないと、計算するべきか、文字をつなげるべきかわからなくなります。

データ型を指定した場合

データ型を指定すれば、プログラムは適切に動作します。


public class DataTypeExample {
    public static void main(String[] args) {
        int number = 100; // 整数型
        System.out.println(number + 50); // 150 になる
    }
}

データ型を指定することで、Java はそのデータがどのように扱われるべきかを判断できます。

3. Java の主なデータ型(int、double、String の特徴)

3. Java の主なデータ型(int、double、String の特徴)
3. Java の主なデータ型(int、double、String の特徴)

Java にはさまざまなデータ型がありますが、今回はよく使う int(整数型)double(小数型)String(文字列型) の 3 つについて詳しく解説します。

int(整数型)

int 型は整数を扱うためのデータ型です。小数点を含まない数値を格納できます。

  • 例:1, 100, -50, 9999 など
  • 小数点以下の値は扱えない

public class IntExample {
    public static void main(String[] args) {
        int num1 = 10;
        int num2 = -5;
        int sum = num1 + num2;
        System.out.println("合計: " + sum);
    }
}

double(小数型)

double 型は小数点を含む数値を扱います。小数を計算するときに使います。

  • 例:3.14, -2.5, 0.001 など
  • 整数と違い、小数点以下の値を扱える

public class DoubleExample {
    public static void main(String[] args) {
        double pi = 3.14;
        double radius = 5.0;
        double area = pi * radius * radius;
        System.out.println("円の面積: " + area);
    }
}

String(文字列型)

String 型は文字の集まり(文字列)を扱うためのデータ型です。文章や名前を保存するときに使います。

  • 例:"Hello", "Java", "こんにちは" など
  • 文字の連結(つなげること)ができる

public class StringExample {
    public static void main(String[] args) {
        String firstName = "山田";
        String lastName = "太郎";
        String fullName = firstName + " " + lastName;
        System.out.println("フルネーム: " + fullName);
    }
}

4. 数値型(int と double)の違いと使い分け

4. 数値型(int と double)の違いと使い分け
4. 数値型(int と double)の違いと使い分け

数値型には int(整数型)double(小数型) があります。それぞれの違いと使い分けを見てみましょう。

int 型と double 型の違い

データ型 特徴
int 整数のみ扱える 10, -5, 1000
double 小数点を含む数値を扱える 3.14, -0.5, 99.99

使い分けの例

基本的には、整数のみを使う場合は int、小数を扱う場合は double を使います。

int を使う例(年齢や個数の計算)


public class IntUsageExample {
    public static void main(String[] args) {
        int age = 25;
        int apples = 5;
        int totalApples = apples * 2;
        System.out.println("年齢: " + age);
        System.out.println("リンゴの合計: " + totalApples);
    }
}

double を使う例(計算や平均値の計算)


public class DoubleUsageExample {
    public static void main(String[] args) {
        double price = 150.5;
        double taxRate = 0.1;
        double total = price + (price * taxRate);
        System.out.println("税込価格: " + total);
    }
}

5. 文字列型(String)の基本的な使い方

5. 文字列型(String)の基本的な使い方
5. 文字列型(String)の基本的な使い方

Java で文字を扱うには String 型を使います。文字列を扱う基本的な操作を見ていきましょう。

1. 文字列の結合

文字列は「+」を使ってつなげることができます。


public class StringConcatExample {
    public static void main(String[] args) {
        String firstName = "田中";
        String lastName = "一郎";
        String fullName = firstName + " " + lastName;
        System.out.println("名前: " + fullName);
    }
}

2. 文字列の長さを調べる

length() メソッドを使うと、文字列の長さ(文字数)を調べられます。


public class StringLengthExample {
    public static void main(String[] args) {
        String text = "こんにちは";
        int length = text.length();
        System.out.println("文字数: " + length);
    }
}

3. 文字列の一部を取り出す

substring() メソッドを使うと、文字列の一部分を取り出せます。


public class SubstringExample {
    public static void main(String[] args) {
        String message = "Hello, Java!";
        String part = message.substring(7, 11);
        System.out.println("切り取った部分: " + part);
    }
}

4. 大文字・小文字を変換する

toUpperCase()toLowerCase() を使うと、大文字や小文字に変換できます。


public class CaseChangeExample {
    public static void main(String[] args) {
        String text = "Java Programming";
        System.out.println("大文字: " + text.toUpperCase());
        System.out.println("小文字: " + text.toLowerCase());
    }
}

6. 変数にデータ型を指定する方法(型の宣言)

6. 変数にデータ型を指定する方法(型の宣言)
6. 変数にデータ型を指定する方法(型の宣言)

Java で変数を使うには、まずデータ型を指定して宣言する必要があります。データ型を指定することで、プログラムが変数の中にどんなデータを入れるのかを理解しやすくなります。

変数の宣言の基本

変数を使うには、まず「データ型」と「変数名」を指定して宣言します。


int number;
double price;
String message;

変数の宣言と代入

宣言した変数には、あとから値を代入することができます。


number = 10;
price = 99.99;
message = "こんにちは";

変数の宣言と同時に代入

ほとんどの場合、変数は宣言と同時に値を代入します。


int age = 25;
double temperature = 36.5;
String greeting = "おはようございます!";

サンプルコード


public class VariableDeclaration {
    public static void main(String[] args) {
        int score = 85;
        double height = 175.5;
        String name = "田中";
        
        System.out.println("得点: " + score);
        System.out.println("身長: " + height);
        System.out.println("名前: " + name);
    }
}

7. 変数の値を変更する方法と注意点

7. 変数の値を変更する方法と注意点
7. 変数の値を変更する方法と注意点

Java では、一度代入した変数の値を変更することができます。ただし、データ型を間違えないように注意が必要です。

変数の値を変更する

変数の値は、代入演算子(=)を使って変更できます。


public class UpdateVariableExample {
    public static void main(String[] args) {
        int count = 0;
        System.out.println("初期値: " + count);
        
        count = 5; // 値を変更
        System.out.println("更新後の値: " + count);
    }
}

異なるデータ型を代入するとエラー

変数のデータ型と異なるデータを代入しようとするとエラーになります。


public class TypeMismatchExample {
    public static void main(String[] args) {
        int number = 10;
        // number = "こんにちは"; // エラー(文字列は int 型に代入できない)
    }
}

サンプルコード


public class ChangeVariableExample {
    public static void main(String[] args) {
        String message = "おはよう";
        System.out.println("最初のメッセージ: " + message);
        
        message = "こんにちは"; // 値を変更
        System.out.println("変更後のメッセージ: " + message);
    }
}

8. データ型を適切に選ぶためのポイント

8. データ型を適切に選ぶためのポイント
8. データ型を適切に選ぶためのポイント

Java では、プログラムをスムーズに動かすために、適切なデータ型を選ぶことが重要です。

データ型の選び方

変数を使うときには、以下のポイントを意識すると適切なデータ型を選びやすくなります。

  • 整数を扱う → int を使う
  • 小数点を扱う → double を使う
  • 名前や文章を扱う → String を使う

適切なデータ型を選ぶ例


public class BestDataTypeExample {
    public static void main(String[] args) {
        int age = 30; // 年齢は整数なので int
        double price = 250.75; // 価格は小数点を含むので double
        String name = "山田"; // 名前は文字列なので String

        System.out.println("年齢: " + age);
        System.out.println("価格: " + price);
        System.out.println("名前: " + name);
    }
}

データ型の選び方を間違えた場合

データ型を間違えると、予期しない結果になることがあります。

誤った例(整数型で小数を扱おうとする)


public class WrongDataTypeExample {
    public static void main(String[] args) {
        int price = 100.5; // エラー(小数は int 型に入れられない)
    }
}

適切な型を使った場合


public class CorrectDataTypeExample {
    public static void main(String[] args) {
        double price = 100.5; // 小数を扱うので double
        System.out.println("価格: " + price);
    }
}

このように、適切なデータ型を使うことで、プログラムのエラーを防ぎ、スムーズに動かすことができます。

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